日本では「投資はあやしい」という人も
まだまだ多いです。
しかし、2022年4月には高校の家庭科で
「投資信託」の授業がスタートします。
これから、算数や数学の延長線上の学びとして
投資を学ぶ世代が出てくるという事です。
これは、日本のこれからを考える上で
大きな転機になると言えます。
目次
・老後も豊かなアメリカ人、老後も心配な日本人の決定的な違い
・ 日本にも訪れる金融リテラシーによる、経済的な二極化
・「投資はあやしい」と言う人の、金融リテラシーは信頼できるか?
・ 老後、欧米人は優雅に暮らし、日本人が働き続ける理由と資産データ
◆老後も豊かなアメリカ人、老後も心配な日本人の決定的な違い
実は、アメリカをはじめ欧米諸国では
「投資」「金融」の授業は当たり前の文化です。
金融リテラシーを学ぶために
大学の授業料に数千万円以上を支払う世帯もいます。
そして、そこで学んだ知恵とリテラシーを駆使し
生涯をかけて、資産運用していくのが欧米のスタイルです。
仮に会社員でも、40年かけて資産運用すれば
引退時には莫大な資産を保有できます。
以下は、月々3万円を貯金で積み立てた場合と
投資で年間12%で運用した場合の比較データです。
貯金のみでは、20年後に720万円になる一方で
投資で年間12%の低リスクでも、資産は3,000万円近くに到達します。
さらに、この差は時間が経つほど増大し続けます。
投資知識や金融リテラシーを学ばずに
貯金のみを選択すると、どういう差になるかは明確です。
これが、日本人の老後と欧米人の老後の豊かさの
大きな違いにもなっています。
◆日本にも訪れる金融リテラシーによる、経済的な二極化
投資や金融リテラシーを駆使して
「自らの力で、生涯の資産を築く」のが世界の常識です。
その流れに、いよいよ日本も乗る時が来ました。
「老後2000万円問題」も話題になりましたが
投資を駆使して、自分で資産を築く事も今後は必須です。
そして、日本の学校教育に投資が組み込まれた事は
今後、大きな二極化を生む可能性もあります。
投資を学校で学んだかどうかで
年代によって、資産運用の知識に大きな差が生まれます。
問題なのは、投資を教えられていない
学んでいない、今の現役世代です。
投資知識&金融リテラシーの違いが、そのまま資産の格差に?
実は、金融リテラシーや投資知識で
保有する資産にも、大きな差が出る事もわかっています。
以下のデータを見てください。
こちらは、日本銀行が集計した金融知識や投資に関する
正誤問題への正答率と、保有資産をグラフ化したものです。
金融知識があり、正答率が高い人ほど
より多くの資産を保有しているのが、現状です。
多くの人は、金融リテラシーの重要性すら知りませんが
2000万円以上の資産保有者は、正答率74.5%以上です。
こうした投資や金融知識の違いで
一生で得られる資産額にも、大きな差が生まれます。
◆「投資はあやしい」と言う人の、金融リテラシーは信頼できるか?
日本の投資文化は、まだスタートする前の段階にあります。
だからこそ「投資はあやしい」と言う人も多いです。
もし、投資をはじめとして、全ての資産運用を経験し
その上で「あやしい」なら、納得できます。
しかし「投資をあやしい」と考える人の
99%が投資に触れた事すらない人です
そういう人の金融リテラシーは、高いでしょうか?
詳細なデータと実績を持っていて
信用に足るだけの裏付けや資産を持っているでしょうか?
おそらく、そうではないと思います。
単なる毛嫌いで、投資を遠ざけてるならもったいないです。
◆老後、欧米人は優雅に暮らし、日本人が働き続ける理由と資産データ
欧米では、学校教育で投資を学び
社会に出た瞬間から、貯金ではなく投資をスタートします。
40年もの時間を利用する事で、引退する頃には
莫大な資産を築き、優雅な老後生活が待っています。
だからこそ、欧米ではキャリアの引退を
心から祝福しあえる、経済的な余裕があります。
一方、日本人は資産の保有方法を貯金しかしらず
我慢して貯めたお金を、老後にすり減らす人生を送っています。
日本と欧米では家計で保有する資産割合にも違いが出ています。
以下は、日本銀行がまとめた日米欧の家系の資産構成です。
保有資産のうち、投資比率は日本はわずか13.4%、
一方でアメリカは50.8%、ヨーロッパ全体でも27.9%です。
この資産運用の比率の違いが生涯の資産額にも影響しています。
◆一生で、欧米人が得る資産と日本人が得られる資産の格差・・・
以下は、金融庁がまとめた
日米英の”家計の保有資産額と伸び率”データです。
資産のうち、投資比率の大きい米国が
最も多くの運用リターンと資産を保有しています(老後の収入は日本の約2倍)
一方で、投資比率の小さい日本は
20年前との比較ですら、ほとんど伸びていません。
生涯で得られる資産額には、すでに明確な差があり
その差が人生の選択基準や、生き方にも影響を与えています。
それでは、先ず日本人が投資を始めるにあたって
どういった考え方で、資産運用をしていけばよいか
ゴールの設定、戦略を立てていけば良いのか。
これから、ブログや動画にて解説していきます。
柔らかい頭にして、お越しくださいませ。